思春期にはTゾーンにニキビができますが、年齢を重ねるとほうれい線のあたりにニキビができて悩むことも。一見、関係がないように思われるほうれい線とニキビですが、その原因には共通点もあります。そこで、今回は、<a href=”https://eijingukea.nahls.co.jp/nayami/houreisen/nikibi-2/”>ほうれい線とニキビの共通点</a>についてご紹介します。
<h2>ほうれい線とニキビの共通の原因は？</h2>
ほうれい線の主な原因は、真皮の衰え、表情筋の衰え、皮下組織・皮下脂肪の衰えや肥大化による顔のたるみですが、肌の乾燥、紫外線のダメージ、ホルモンバランスの乱れ、間違ったスキンケア、ストレス、喫煙、日常生活の乱れ、睡眠不足、食生活の乱れもほうれい線の原因となります。
一方、ニキビの大きな原因は、皮脂の過剰分泌、毛穴の詰まり、アクネ菌の増殖です。ただし、思春期に主にTゾーンにできるニキビの場合は皮脂の過剰が原因の場合が多いのですが、ほうれい線にできる大人ニキビの場合は、肌の乾燥が原因であることが多いのです。つまり、ほうれい線の原因である、肌の乾燥、紫外線のダメージ、ホルモンバランスの乱れ、間違ったスキンケア、ストレス、喫煙、日常生活の乱れ、睡眠不足、食生活の乱れは大人ニキビの原因にもなるのです。
ほうれい線が深くなると皮脂や汚れが溜まりやすくなります。
その結果、ターンオーバーが乱れて、皮脂が過剰に分泌するとニキビができやすくなります。
ほうれい線と大人ニキビの共通の原因は、乾燥肌の原因でもあります。さらに、ほうれい線が目立つ口の周りや目の周りは、Oゾーンと呼ばれ、皮膚が他のパーツより薄く刺激に弱いので、顔の中でも乾燥しやすいパーツです。そのため、バリア機能の低下やターンオーバーの乱れも起こりやすく、古い角質が溜まることも多いのです。古い角質の蓄積によって肌がゴワゴワしてくると、毛穴の詰まりが起こりやすくなります。すると、毛穴の詰まりでは、皮脂と古い角質が混ざり合った角栓ができて、そこに皮膚常在菌の1種であるアクネ菌が繁殖して大人ニキビができてしまうことがあります。
また、アルコール（お酒）の摂り過ぎなどで肝臓が悪くなって解毒する力や代謝の力が弱くなることや、便秘などで腸内環境が悪化することも、ニキビや大人ニキビの原因になります。ほうれい線の周りが乾燥している上に、内臓が不調になると、そこにニキビができやすくなるのです。
<h2>ほうれい線とニキビの共通の対策は？</h2>
スキンケアでのほうれい線とニキビの対策としては、スキンケアの基本である正しい洗顔やクレンジング、十分な保湿、徹底した紫外線対策が重要です。
まず、洗顔やクレンジングでは、肌を清潔にしつつ乾燥を防ぐために、不要な皮脂や汚れは落としても、必要な潤いを残すことが大切です。
保湿では、しっかりと水分を保持して潤いをキープしながらも、過度な油分で肌をベタベタさせないことが大切です。
紫外線対策では、夏だけでなく1年中日焼け止めやファッションを活用して紫外線をブロックすることが大切です。もちろん、紫外線のアフターケアも忘れずに行いましょう。
内側からの対策としては、バランスのとれた食生活、ストレスを溜めないこと、喫煙習慣をやめること、質の良い十分な睡眠、適度な運動など、アンチエイジングを意識した生活習慣を心がけましょう。
<h2>まとめ</h2>
ほうれい線と大人ニキビは、肌の乾燥が共通の原因です。だから、乾燥肌の対策をすれば、ほうれい線と大人ニキビの予防や改善につながります。スキンケアによる乾燥肌の対策はもちろん、生活習慣を見直して内側からの乾燥肌対策も心がけましょう。